ガザ美講評 「マッド・マイナー・マッド」
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今回紹介するのはヤギ氏作のガザ美ノベルス「マッド・マイナー・マッド」だ
あらすじ
夜の闇、海の闇、泥の闇。深淵の中から現れる甲殻怪人との死闘!ガザ美はこの生存競争を生き残ることが出きるのか?!
登場人物
ガザ美:主人公。いつもの様に戦う。ストーキングされる。
ヤマトオサガニ:甲殻怪人。喧騒を嫌い禁漁苦の干潟に身を潜めていた。泥中への潜航能力とピック状の爪が武器。泥を飛ばして牽制する狡猾な一面も見せる。
男:アサリ密猟者。ヤマトオサガニに頭をカチ割られる。
謎の人物:ガザ美のストーカー
感想
ガザ美がどんな武器を使うかという短編を基に再構成したものが本作である。包丁、お札などヤギ氏ワールドのガザ美が武器として用いるものを一通り描写した。しかしアイスピックは使っていない(原案では使っていた)最後にモクズガニが出てきて次の話(モクズ・デスペレイトストラグル・アンダー・ザ・ムーンhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11020837)に続くのも原案の短編と同じである。
ヤマトオサガニは原案では登場時点で手負いでその後もろくにガザ美に反撃できずに倒されるキャラだったのでその分ではかなり出世したと思う。見た目も原案ではろくに描写していなかったので、今回妖怪泥田坊のイメージを組み込んだ。台詞とかにそれが出ているので妖怪好きな人ならすぐピンと来たと思う。
アサリ密猟者が頭カチ割られて死ぬのはニュース番組での密漁特集を見てモヤモヤしたからである。